2023.01.10
見逃し・工数を削減!
~ゼブラ検査専用照明「ルーチ・ゼブラ(仮称)」~
塗装完了後の外観チェックや完成車の車両外観検査を行うとき、
「どのような照明を選定すればよいか分からない」
「これまで多くの照明を試してきたが、なかなか合う照明が見つからない」
このような経験はありませんか?
Luciではこういった自動車業界における製造現場の課題を解決するために、
塗装工程の目視検査に最適な検査用照明器具としてゼブラ検査専用照明のリリースを控えています。
今回のコラムでは、リリース前に、ゼブラ検査専用照明「ルーチ・ゼブラ」の機能を一部紹介します。
このコラムを読んで製品を見てみたいという方は、ぜひ下記問い合わせ先からご連絡ください。
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ゼブラ検査とは?
ゼブラ検査とは、主に塗装完成検査工程の中で車両表面のなめらかな形状を評価するために、照明(縞状の光)の映り込みを利用して、照射面の細かなキズやへこみを見つけやすくすることができる検査です。
ブツや打痕・圧痕の箇所が変則的な屈折をし、ストライプの歪みとなって現れるのですぐに発見できます。
理想的なゼブラ検査環境の定義
ゼブラ検査においてどういった照明が理想的なのでしょうか。
理想的なゼブラ検査環境の定義づけから説明していきます。
1.車両にくっきりとした映り込みの光を投影させる
2. ゼブラ(縞状の光)が連続している状態
3. さまざまな角度から見たときの映り込みの形状変化
これらはゼブラ検査の原点となっているゼブラ解析※から来ています。
※ゼブラ解析とは、自動車を設計する際、曲面の連続性(滑らかさ)を評価するために、3DCAD上でストライプ柄をつけて確認する方法です。
ゼブラ検査専用照明「ルーチ・ゼブラ」の特徴
上記3点を踏まえて「ルーチ・ゼブラ」の特徴をご紹介します。
Point① ハッキリとした映り込み
「ルーチ・ゼブラ」はくっきりとした映り込みを作るために、ドットレスかつスクエア形状のLED照明です。
車両に映りこんだ反射光を隅々までハッキリと映りこませることで陰影のコントラストを際立たせます。
従来のラウンド形状照明と比べると映り込みの形状変化が大きいので、素早く認識できます。
Point② ゼブラ(縞状の光)が途切れない
側面発光をする「ルーチ・ゼブラ」は、照明本体同士を連結しても光の切れ目ができません。
直角につなげても斜めにつなげても途切れない映り込みの光を作成できるので、これまで不良の見逃しの原因となっていたダークスポットはなくなり、本来のゼブラ(縞状の光)を採用しながらの検査実施が可能です。
Point③ すかし見検査時も正面と同様の反射幅で検査可能
塗装検査工程で行われる検査では、目視する角度によって、映り込むゼブラ(縞状の光)の太さが大きく異なります。
一定の検査環境を保つには、なるべく映り込みも一定の幅となることが理想的ではないでしょうか?
「ルーチ・ゼブラ」は従来の器具よりも発光面の幅だけでなく高さも大幅に増やしたので、すかし見検査時の照明幅も担保します。
すかし見検査時に斜めから見ても、正面とほぼ変わらない光の面積で検査が可能なので、幅広の映り込みでキズなどの不良を発見する検出率向上が期待できます。
今回のコラムではゼブラ検査専用照明「ルーチ・ゼブラ」の特徴について紹介しました。
今後のコラムでは、施工工数の削減に向けた設置手法の一新や自動調光調色との連携など、「ルーチ・ゼブラ」の全貌について紹介していきます。
「ルーチ・ゼブラ」は、2023年春よりデモ機と合わせた現地評価も実施可能です。
ぜひ、「ルーチ・ゼブラ」の効果を体感し、今後の品質向上にご活用ください。
このコラムを読んで製品を見てみたいという方は、
ぜひ下記問い合わせ先からご連絡ください。