2022.09.20 / 最終更新日:2023.01.26

自然の光と人工的な光とは?
~虫対策にLED捕虫器~

虫の課題は、異物混入に課題を抱える製造業でも重要な課題です。
自動車製造工場の場合、塗装ブースでの昆虫類の塗装ボデーへの付着による不良発生を減少させるために防虫対策が必要です。
今回のコラムでは、薬品を使わない防虫・捕虫対策について、「自然の光と人工的な光の違い」と「LED捕虫器『ルーチ・虫とら』」をご紹介します。

光とは?

私たちの過ごす環境には、太陽光や照明など様々な光があります。
光とは「電磁波」とよばれる、空間を伝わる「波」の一種です。
そして光は、人間の目では見えない「光子」と呼ばれる小さな「粒」の集まりです。
光が明るいほど光子の数は多くなります。
波長

光の色とは?

光は「波長」の長さによって、目に見える色が変化します。
更に、光には目に見える「可視光線」と見えない光が存在します。
紫外線や赤外線は目に見えない光になりますが、赤外線はリモコンなどにも活用されています。
波長の種類

「自然の光」と「人工的な光」

自然の光とは、上記で挙げた様々な波長域の光が含まれます。
それに対し、人工的な光は光源により特性が異なります。
代表的な光源として「蛍光灯」「LED」が比較されますが、決定的な違いは下記の通り、
波長域の有無になります。
・蛍光灯:380nm~400nm(紫外線)を含む
・LED:380nm~400nm(紫外線)を含まない

多くの虫は人が見ることができない紫外線の光に向かっていく習性があるため、
蛍光灯には虫が寄り付きやすく、LEDには虫が寄り付きにくくなります。

紫外線を利用したLuci商品「ルーチ・虫とら」

株式会社Luciは光の調節を得意としているLED照明メーカーです。
LED捕虫器「ルーチ・虫とら」は、LEDの波長域を羽虫の好む「紫外線」の波長域に調節し、虫を光で誘引し捕獲する商品です。
LEDは紫外線波長「380nm~400nm」までの光をほとんど含みませんが、そこに近い波長域をあえて発光させることで、LEDでの捕虫を可能としています。
また、LEDのメリットである「光源がコンパクト」な点を生かし、手のひらサイズ程の小型捕虫器の商品化を実現しています。

虫の可視領域をカバーするLEDと反射光の波長

株式会社Luciでは、照明メーカーならではの目線で「光」のご提案をさせていただきます。
「光」でお困りごとがあれば、是非一度ご相談ください!

ソリューションビジネスユニット 横堀

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