蛍光灯は放電を利用して光ります。
放電でフィラメントから飛び出す電子と、
ガラス管内の水銀がぶつかり、紫外線を放射します。
この紫外線が蛍光物質を通り発光するのです。
この仕組みから、蛍光灯の光は拡散する性質を持ちます。
2022.06.20 / 最終更新日:2022.12.20
「蛍光灯をLEDに変えたけれど、眩しくて目が疲れる」
「蛍光灯では見えていた不良が、LEDでは見えにくい」
このようなお声を聞いたことはありませんか。LEDに変えた、あるいは変えたいが、外観目視検査を行う作業員への負担が気になる方へ、今回は蛍光灯とLED照明の違いについて解説します。
蛍光灯は放電を利用して光ります。
放電でフィラメントから飛び出す電子と、
ガラス管内の水銀がぶつかり、紫外線を放射します。
この紫外線が蛍光物質を通り発光するのです。
この仕組みから、蛍光灯の光は拡散する性質を持ちます。
一方、LED照明は発光ダイオード(=LED)を用いて光ります。
電気を流すと光る性質を持つ半導体(LED素子)を電気が流せる状態のチップに加工し、それを並べ発光させています。
電流をそのまま光へ変換するLED照明は、直進性の高い光を放ちます。
このように、しくみの違いから蛍光灯とLED照明では光の性質が全く異なります。
蛍光灯……拡散する光/広範囲を均一に照らす
LED照明……直進する光/特定の方向を強く照らす
したがって、同じ形状の照明でもLED照明では眩しく感じたり、手元が暗く感じたり、見え方が異なってしまうのです。
LuciではLED照明が眩しいときの対策方法として、面発光照明をご紹介します。
面発光の照明器具は、拡散板を挟むことでLED照明の眩しさを軽減します。また発光部を面で取るため、作業台の均一な明るさを担保します。
「LED照明だから」眩しい、「LED照明だから」不良が見えない、こういった課題にお困りの方は、 ぜひ一度、目視での外観目視検査用照明に面発光照明をお試しください。